
「勘違い」のあらすじ
「お、なんだこれ……?」
公園のベンチの脇、草むらの中に金色に光る金属製のリングが落ちていた。
手に取ってみると、中央がキュッと絞られた独特の曲線美。「これは……孫悟空が頭にはめている『緊箍児』じゃないか!」
きっと誰かがコスプレの小道具か何かで落としていったのだろう。
童心をくすぐられた俺はテンションが上がり、何の迷いもなく自分の頭にスポッとはめてみた。
一人でポーズを決めようとしたその時、汗だくの男が申し訳なさそうな、それでいて非常に気まずい顔で近づいてきた。
「あの……すみません。それ、さっき僕が落としたやつなんですけど……」
「あ、君の落とし物? なかなかリアルなコスプレ小道具だね!」
「いや、違います……それ、僕の『包茎矯正リング』なんです……」
「…………え?」
見知らぬ男の下半身に直接装着されていた使用済みの衛生面最悪な器具を、今まさに自分のおでこにジャストフィットさせているという絶望的な事実。
あまりの気持ち悪さとショックに、三蔵法師の呪文など使われずとも、脳が破裂しそうなほどの激しい激痛と吐き気が俺を襲ったのだった……。

デカすぎやろ




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